前回の記事で、「放っておくと借金(正確には追証)が発生し得る取引」について書いたのですが、その流れで「外為オプション」について触れました。
そして実際やってみました。(感想についてはまた後日。)
で、やってみて「あれ?」と思ったわけです。
外為オプション(バイナリーオプション)って投資額が全部なくなることはあるけど、それ以上に損失が出ないのがメリットなんじゃないの?
ではなぜくろやぎは前回、「追証が発生し得る取引」の話の流れでそれを持ち出したのでしょうか…?
答えは…
証券会社で外為オプション口座を開設する時に解答しなくてはならないテスト問題に出てきたんで、頭の片隅にあったんですね。
この問題は、オプション取引一般について問われますので、まずは「オプション取引とは」っていうのを知らなければなりません。
実は以前、日経225miniにチャレンジした時に、先物取引とオプション取引についての解説を読みましたが、オプション取引については当時よくわからなかったので、「まあ今はやらないし良いか〜」って感じでスルーしてしまったのです。
GMOクリック証券 - オプション取引とは | 外為オプションの予備知識 | 外為オプション | サービスガイド
上記サイトより引用:
オプション取引とは、「ある商品を将来の特定の期日に、特定の価格で買う権利、または売る権利を売買する取引」のことで す。買う権利のことを「コールオプション」、売る権利のことを「プットオプション」といいます。
オプションの買い手は、「プレミアム」(「オプション料」ともいいます)を支払って権利を取得し、権利行使期日に価格が権利行使価格に達していた場合には、その権利を行使することができます。
オプションの売り手は、「プレミアム」(オプション料)を受け取って権利を売却し、権利行使期日に価格が権利行使価格に達していた場合には、買い手の権利行使に応ずる義務を負います。
みなさま、わかりましたでしょうか…?
…そうなんです、これだけ読んでもよくわからなかったんです。
まあここの部分は、くろやぎ的には「実際やってみた方がなんとなくわかる気がする」「そう言われるとそういうものな気がする」って感じです。
大事なのはリスクについてです。
再び引用します:
①プレーンオプションの買い手のリスク
プレーンオプションの買い手は権利行使しなくても、オプションの売り手にオプション料を支払わなければなりませんが、最大損失額はオプション料に限られます。
プレーンオプションの買い手は権利を放棄することができます。放棄した場合には、オプションの売り手との間で原資産の売買は成立しないため、最大損失額はオプション料、利益額は原資産価格と権利行使価格の差からオプション料を引いた額となり、原資産価格が無限大ならば、利益も無限大となります。
②プレーンオプションの売り手のリスク
プレーンオプションの売り手は、買い手が権利行使を放棄した場合でも、、買い手からオプション料を受け取ることができます。権利行使が行われないオプションは消滅しますが、売り手が受け取ったオプション料はそのまま売り手のものとなります。ただし、利益額はオプション料に限定されます。
プレーンオプションの売り手は、買い手が権利行使した場合には、必ずその決済に応じなければならず、原資産価格と権利行使価格の差が損失となるので、原資産価格が無限大とすれば、その損失額も無限大となります。
…ほら、やっぱり「損失額無限大」って…株の空売りでもFXの売りポジションでも、価格無限大とすれば損失額も無限大ってやつですよね。怖い〜〜
と、思って、ようやく気づきました。
外為オプション(バイナリーオプション)は、投資家の側は「コールオプション」か「プットオプション」を買う選択肢しかないのだと。
外為オプション(バイナリーオプション)がオプション取引の中の一種というか、特殊な形だということでしょうか。
こういうことってやっぱりちゃんと知ろうとしないといけないなって思いました。それから、ちゃんと知ることで損失を小さく留めることも可能になるかもしれませんしね。